昨日、店頭での仕事を済ませ、スタッフと共にながとろろへ管理に向かいました。
管理を済ませ鍵をかけ、車に乗り込もうとした時、いつもと違う雰囲気。
「誰だ?!君は!!」
ながとろろには「のらとろろ」と名づけられた、外うさぎがファミリーで暮らしています。
各自テリトリーを持っており、人間とは付かず離れずといった関係を築いています。
もちろん、彼らの巣穴やテリトリーを犯すような事は一切せず、バランス良く日々が過ぎています。
ここで最初にうさ飼いのみなさまにお話しておきます。
ここで暮らす外うさぎは、ペットではありません。同じ土地を共有する生物です。
もともとは、人を怖がり、つねにストレスを抱えていた3匹のうさぎ達を私の管理のもとで自由に暮らしてほしいと考え、3匹のうさぎを徐々に外に慣らして行き、最初のうちはハラハラしながら見届けていました。
その中で、オスの「茶太郎」がBOSSになりました。
メス2匹と茶太郎は、たくさんの子供に恵まれました。
自然の中で暮らし始めて1年以上たった今、しっかりとした各自のテリトリーが出来上がっています。春には春の草花、夏には夏のと、彼らは立派な外うさぎになっています。
しかし、そこで間違えないでほしい。
彼らは、ペットではありません。
だから、ここで暮らしていけるのです。生きていけるのです。
「誰だ?!君は!!」の正体は、野良とろろ軍団ではありません。
なぜなら、私達に擦り寄って怖かったよ~って感じ。
スタッフと抱き上げ、
●爪を見た→爪が切られている。
●匂いを嗅いだ→野生くさくない(野良とろろは最初の3匹以外まったく人に触られた事が無い為、まさに野生動物の匂いがします。)
ここで言っておきます。
ながとろろの外うさぎ達は簡単に外で暮らせるようになったわけではないのです。
当初は管理の下、徐々にたくましくなっていたのです。
数日で淘汰されます。
それは、彼らファミリーのテリトリーであり、テリトリーを犯すものはあんなにかわいらしいうさぎでも、激しく争います。
それに加え、秋を向かえ冬のために他の野生動物も山から下りてきています。
野良とろろ達は、その厳しさを超えて生きてきたのです。
つい最近までペットとして飼育されていたペットうさぎにはこれからの時期、生きて行けないでしょう。
彼を捨てた、しかも、他人の敷地内に捨てた無知識な人に言いたい。
「卑怯です。」
外うさぎ茶太郎ファミリーも不法侵入のうさぎのおかげで、荒々しくなっています。
静かな敷地内に、迷惑な話です。
捨てうさぎを私達には、助ける事は出来ません。
・・・私達はその捨てうさぎに対し一切手をかけないことに決めました。
それは、今後このようなことが二度と無いようにという願からです。
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